10月の沖縄旅行の際、油味噌を買ってきた。 沖縄土産は色々あるが、油味噌は御飯のお供で、子供からお年寄りまで、結構喜ばれる。 油味噌は、島言葉では「あんだんすー」と呼ばれる。 『アンダンスーは、沖縄料理の一つで、味噌を豚の脂肪(ラード)で炒めたもの。食用の舐め味噌の一種。油味噌(あぶらみそ)、アンランスー、アンダンス、アンダミスーとも呼ばれ、ご飯に乗せて食べる他、おに...
10月の沖縄旅行の際、油味噌を買ってきた。
沖縄土産は色々あるが、油味噌は御飯のお供で、子供からお年寄りまで、結構喜ばれる。
油味噌は、島言葉では「あんだんすー」と呼ばれる。
『アンダンスーは、沖縄料理の一つで、味噌を豚の脂肪(ラード)で炒めたもの。食用の舐め味噌の一種。油味噌(あぶらみそ)、アンランスー、アンダンス、アンダミスーとも呼ばれ、ご飯に乗せて食べる他、おにぎりの具として中に入れられることが多い。アンダは油、ミスーは味噌の意味。
味噌と細かく切った豚の脂身を炒め、砂糖や酒(泡盛)などで調味して作られる。地域によってはソテツの麹を用いた蘇鉄味噌が用いられることもある。味噌も豚の脂肪も、高温多湿の沖縄の環境下では重要な保存食であり、その二つを結びつけた一種の常備菜としての性格を持っていたのがアンダンスーであった。
もともとは各家庭で作られる保存食だが、現在は市販品も多く販売されている。また、地域によっては豚肉でなく、魚や貝、タコなどの海産物を加えたアンダンスーも生産されている。』(Wikipedia)
油味噌は、様々なものが売られている。
味噌に加えられる具により、肉系、魚系に分けられる。
肉系は、豚肉が一般的だが、牛肉もブランドのある石垣、宮古、本部の牛を使った肉味噌もある。
魚系は、鰹が一般的だが、鮪、烏賊、蛸もある。
今回買ったのは4種類。
宮古島の「あら!千代ちゃんの肉みそ」は、沖縄本島では見つけられなかった。
左から3つが手作り、右端は購入したあと色々な店においてあったので幅広く売られているようだ。
今日は、左から3番目の久米島の肉みその印象を書いてみよう。
「久米島特産 手作りの味 肉みそ」と書かれている。
久米島商工会の沖縄久米島印に認定されている商品だ。
http://kumejimajirushi.com/user_data/company/miyazatokashiten.php
製造者は、宮里菓子店 代表者 宮里和男
沖縄県島尻郡久米島町字北原663-3
090-3790-9326
蓋をあけると、立香を感じる。味噌の香りと麹の香りの混合した香りで、香りがあるので人によっては気になるかもしれない。
食感は、水分は多くはなく、やや硬めでもっちりとした食感。匙で掬って御飯の上で振ると、ぽたりと落ちる。
味は、口に入れると甘い、お菓子屋さんの造る油味噌だから甘さが柱になるのだろう。味噌の旨味と甘味が味の中心。
肉の量は、多くはないが、三枚肉が刻まれて入っている。豚の皮とその下の脂、肉の部分と食感が違うのが面白い。沖縄で感じるのは、豚の皮とその内側の脂の旨さだ、煮付けで感じることができるが、この肉みそでも感じることができる。
食べていると、粒粒を噛んでいる食感がある。生炊きのお米のようでもありココナッツのような食感でもあるが、なんだか判らない。もっちりとした食感を形成する材料だが、原材料には書かれていないような気がする。食用植物油脂と書かれているものだろうか。
甘い味噌なので、子供にご飯を食べさせる時には、使えそうだ。
この味噌は、上記の沖縄久米島印のサイトで取り寄せることができる。
また、近くのわしたショップでも手に入るかもしれない。