乾杯は、ビールというのが一般的だ。理由は色々だろうが、よく言われるのは、器を干すために飲む酒は喉越しが良いビールだろう。しかし、乾杯はビールで決められては困る日本酒や焼酎の蔵や関係者は、地域に自治体に働きかけ、条例化を行ってきた。それに習って、沖縄で最初に与那原町が条例化を行ったそうだ。 糸満市は継続審議中だそうだ。沖縄でも乾杯に限らず、最初の一杯はビールが多い。沖縄は暑いので、喉を潤すにはまずは...
乾杯は、ビールというのが一般的だ。
理由は色々だろうが、よく言われるのは、器を干すために飲む酒は喉越しが良いビールだろう。
しかし、乾杯はビールで決められては困る日本酒や焼酎の蔵や関係者は、地域に自治体に働きかけ、条例化を行ってきた。
それに習って、沖縄で最初に与那原町が条例化を行ったそうだ。
糸満市は継続審議中だそうだ。
沖縄でも乾杯に限らず、最初の一杯はビールが多い。
沖縄は暑いので、喉を潤すにはまずはビールというのは解りやすい。
本土でもそうだが、若い人が伝統的なお酒を飲まなくなってきている。
これが一番の問題だ。
ジュースやノンアルで乾杯どころか最後までになりかねない。
文化的な意味で、お酒の意味を考える様に若い人に伝えていくことが大切だ。
『乾杯は泡盛で 与那原町で県内初の条例施行
2019年7月10日 05:00
“泡盛で乾杯条例”の制定を祝う、照屋勉町長(中央)と町職員=9日、与那原町役場
【与那原】泡盛で嘉例(カリー)。琉球泡盛の文化継承と普及促進を図ろうと与那原町議会(識名盛紀議長)は9日、町議会臨時会で県内初の「与那原町琉球泡盛で乾杯を推進する条例」を全会一致で可決した。同日施行された。飲酒マナーを守り、個人の好みを尊重しながら町民や事業者に琉球泡盛での乾杯を呼び掛け、消費拡大につなげていく。照屋勉町長は「町内の公式行事は、できるだけ泡盛で乾杯したい。若者は食わず嫌いもあるかもしれないので、これを機に泡盛文化に親しめる機会を増やしていきたい」と話した。
県酒造組合(佐久本学会長)とまさひろ酒造(仲嶺豊社長)は、日本酒や焼酎などの乾杯条例が全国で125件制定されていることから、戦前に工場があった与那原町と、現在工場がある糸満市に条例制定を求める陳情を提出した。与那原町議会は6月定例会で全会一致で可決し、条例制定となった。糸満市議会には上原酒造(上原長榮社長)も連名で出したが、継続審議になった。
同条例は、出荷量が減少傾向にある琉球泡盛での乾杯を推進し、泡盛文化を次世代に継承する。町や事業者、町民がそれぞれの役割を果たし、産業振興や地域活性化につなげる。
県酒造組合の土屋信賢専務理事は「琉球泡盛は日本最古の蒸留酒で、沖縄の伝統だ。『とりあえずビール』もいいが、『とりあえず泡盛』となることを期待する。与那原を中心に泡盛の消費拡大につながるはずだ」と喜んだ。まさひろ酒造の比嘉昌晋会長は「泡盛を守り伝えるのは私の使命だ。理解を示してもらい、感謝している」と語った。』
(琉球新報)