<七人の蔵人> 新しい酒蔵に馳せ参じた蔵人は7人。 SAKETIMES 2017.11.17 リリース情報に出身が記載されている。 酒蔵の経験者ばかりなので、農口杜氏の指導があれば、現場の造りは問題ないだろう。 『 2017年6月には農口杜氏の技術と精神を受け継ぐ、夢と情熱を持った若者の公募を開始しました。多数の応募の中から7名の若き蔵人が採用され、農口杜氏は彼らと共に最後にして最高の「魂の酒」づくりに挑戦することとなりました...
<七人の蔵人>
新しい酒蔵に馳せ参じた蔵人は7人。
SAKETIMES 2017.11.17 リリース情報に出身が記載されている。
酒蔵の経験者ばかりなので、農口杜氏の指導があれば、現場の造りは問題ないだろう。
『 2017年6月には農口杜氏の技術と精神を受け継ぐ、夢と情熱を持った若者の公募を開始しました。多数の応募の中から7名の若き蔵人が採用され、農口杜氏は彼らと共に最後にして最高の「魂の酒」づくりに挑戦することとなりました。
蔵人右から
安田佑祐:大阪府出身。滋賀県の富田酒造(銘柄「七本槍」)で4年間の酒づくり経験を持つ。今年は「酒母師」として酒母づくりの責任を任されている。
宮崎皓平:愛媛県出身。高知県の仙頭酒造場(銘柄「土佐しらぎく」)などで2年間の酒づくり経験を持つ。今年は「釜屋」として、蒸し米に対する責任を任されている。
小西弘将:滋賀県出身。滋賀県の喜多酒造(銘柄「喜楽長」)などで4年間の酒づくり経験を持つ。今年は「麹師」として、麹づくりの責任を任されている。
山崎裕平:石川県出身。静岡県の土井酒造場(銘柄「開運」)、石川県の小堀酒造(銘柄「萬歳楽」)で計5年間の酒づくり経験を持つ。今年は「頭」として酒づくりの陣頭指揮を任されている。
柳生光人:福岡県出身。山口県の新谷酒造(銘柄「わかむすめ」)で1年間の酒づくり経験を持つ。将来杜氏として海外で日本酒を造ることを目標に、農口杜氏に弟子入りした。
吉井康太朗:静岡県出身。慶応義塾大学卒業と異色の経歴の持ち主。農口杜氏の酒に出会い、未経験ながらも、ものづくりを極める道を選び、農口杜氏に弟子入りをした。
ゴードン・ヘディ:オレゴン州ポートランド出身。中島醸造(銘柄「小左衞門」)などで3年間の経験を持つ。将来杜氏として自身の酒をつくる夢と、世界中の人に日本酒を伝えるために、農口杜氏に弟子入りをした。
』
<造り・出荷>
新しい酒蔵も完成、即戦力の蔵人も馳せ参じ、既に造りは始まって、今月には第1号の本醸造が出荷される。
クラウドファウンディングが始まり、サポーターが1872人、出資額は目標の100万円の16倍を超える16,494,500円が集まっている。
酒は造っても、飾っておくものではない、飲まれなければ意味がない。
従って、造ったものをお客に届ける仕組みを充実させることが重要だ。
クラウドファウンディングの利用や営業部門の充実は酒蔵の成功には欠かせない。
この面でも不安はなさそうだ。
<感想>
・84歳にして新しいチャレンジを始める農口杜氏の気力・体力は素晴らしい。
是非、“美味しい酒をお客に届ける・若手を育てる”夢を実現していただきたい。
・近代的酒蔵・サイトの情報・営業面の充実など造り以外の準備も周到に行われている様子で不安を感じさせない。
空気・水等の環境もよく、酒米の手当も問題がないようだ。
・銘柄名は「農口五彩」で、本醸造・純米・山廃純米・山廃吟醸・純米大吟醸の5種類になる。
価格面は純米大吟醸720mlが4000円になっていることから、農口杜氏の考える“適正価格”が実現されている様子なのもうまく行きそうな気がする。
今の状況を調べた限りでは、不安はなさそうで、夢の実現に向かって順調に進んでいる。
来年度はおそらく銘柄数も増えていくであろうし、山廃純米大吟醸などもいずれアナウンスされるだろう。
是非、「農口五彩」を日本全国及び海外にまで送り届けて、日本酒の醍醐味を提供する目標が達成されるよう祈念したい。
【データ】
農口尚彦研究所
公式サイト
https://noguchi-naohiko.co.jp/
facebook
https://www.facebook.com/%E8%BE%B2%E5%8F%A3%E5%B0%9A%E5%BD%A6%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80-1328817527232199/
クラウドファウンディング
https://www.makuake.com/project/godofsake_brewing/
<参考になるニュース>
復帰ニュース
朝日新聞デジタル 2017年1月30日
「「酒造りの神様」84歳、復帰へ 能登杜氏四天王の一人」
http://www.asahi.com/articles/ASK1N3323K1NPJLB002.html
復帰理由・酒造りに対する考え方
SAKETIMES 2017.06.01 インタビュー/対談
https://jp.sake-times.com/special/interview/sake_g_naohiko-noguchi
酒蔵建設
北陸工業新聞社 2017/07/18
「【石川】丸西組で建設進む/農口研観音下町酒造施設/小松」
http://www.senmonshi.com/archive/02/02D3HJtWKHA5LQ.asp
営業職員の募集(募集終了)
2017/10 はたらいく
「株式会社農口尚彦研究所の求人詳細」
https://www.hatalike.jp/h/r/H103010s.jsp?LA=028&RQ=49552916&__u=1512872522427-8862111414019729798
酒蔵スタッフの募集(まだ募集中?)
・タウンWORK
https://townwork.net/detail/clc_0206508001/joid_50370343/
・おしごと発見T-SITE
https://job.tsite.jp/detail/59429
酒蔵としての研究所
SAKETIMES 2017.10.13 プロジェクト
https://jp.sake-times.com/special/project/pr_naohiko-noguchi_001
クラウドファウンディング、蔵人情報
SAKETIMES 2017.11.17 リリース情報
「農口尚彦研究所がクラウドファンディングサービス「Makuake」にてプロジェクトを開始!リターンは新設蔵で一番最初に醸造したお酒」
https://jp.sake-times.com/special/press/p_noguchi-makuake
復帰の理由、考え方、蔵人
Forbes JAPAN 2017年12月01日
「伝説の杜氏・農口尚彦84歳が最後に挑むSAKEイノベーション」
https://forbesjapan.com/articles/detail/18582
日本酒を水割りやロックにするなら「燗ロック」がオススメです。
普通にロックや水割りにするよりも水との混ざり具合が良く、盃が進みます。
参考までに。
http://www.sakayaclub.co.jp/eshop/menu/mame/mame30.html" rel="nofollow" target=_blank>http://www.sakayaclub.co.jp/eshop/menu/mame/mame30.html