2023年01月29日 - 菜花亭日乗
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菜花亭日乗

菜花亭笑山の暇つぶし的日常のつれづれ。 散歩する道筋は、日本酒、俳句、本、音楽、沖縄、泡盛、カメラに...etc

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2023-01-29 (Sun)

2023/01/29 日記 冴ゆ

2023/01/29 日記 冴ゆ

2023/01/29      (日)      旧暦:   1月8日          祝日・節気・雑節・朔望:   上弦     日出:   6時43分           日没:   17時04分       月出:   11時07分&...

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2023/01/29      ()      旧暦:   18          祝日・節気・雑節・朔望:   上弦     日出:   643           日没:   1704       月出:   1107       月没:   014         月齢:   7.25      潮汐:      小潮     干支:   丁亥     六曜:   友引


今日のあれこれ: 冴ゆ

20232月の星空情報・天文現象(冬の星座を探そう/星の誕生現場 オリオン大星雲/日の入り後の惑星/2月の月の暦)》

https://youtu.be/3eY31NybevM



『冴ゆ(さゆ) 三冬

【子季語】
 冴る夜、冴る月、冴える星、冴る風、声冴る、影冴ゆ

【解説】
 寒さが厳しく、あらゆるものに透き通ったような、凜とした、冷たさを感じること 。

(季語と歳時記)



冴ゆの俳句:


・一片の雲も許さず星冴ゆる   林いづみ


・古城は語らず星空の冴ゆばかり   栗山恵子


・一人居や句のきっかけと星冴ゆる   赤座典子


・ことごとく父の訓へや星冴ゆる   吉田葎


・冴ゆる夜の小さき星となられしか   今井千鶴子




昨夜の予報では、今日は終日曇りだった。
しかし、朝が来ると、太陽が昇り、陽射しが降り注いでいた。
その後も、雲は流れてきたが、空を覆うことはなく、雲の間から光は見えた。

夜になっても、空には月が輝き、星は瞬いている。

季語「冴ゆ」の句を読んでいると、夜の月、星や星座に触発されて詠まれた句が多い。

冷え込んだ冷気の中、冬空に瞬く星を見ていると、身体の冷えとともに、心も冴え冴えとしてくる。
「冴ゆ」の句が心に浮かぶのは自然なことだ。

数多の星の句から、僅か5句を選んだ。

冴え冴えとした星と心の共振によるものだろうか、かけがえの無い人が心に浮かび、懐われる。

生きている時は何かと面倒だった父でさえ、星の下では、父の話を素直に聞くことができる。

今井氏の心に浮かんだ人は、誰なのだろう?
父なのか、母なのか、夫なのか、親友なのか...
誰だかわからない。
だが、大切な人であることは間違いない。

冴え冴えとした星空の下で、大切な人と話ができるのなら、外に出て、夜空を眺めることも悪くはない。