2016/01/31(日)旧暦: 12月22日 祝日・節気: 日出:6時42分 日没:17時06分 月出:23時47分 月没:10時28分 月齢:21.06 干支:壬子 六曜:先負 九星:四緑木星 今日の季語: 冬銀河 (AstroArts http://www.astroarts.co.jp/gallery/misc/200901/006929-j.shtml より転載) 『冬銀河 三冬 .冬の夜空にかかる天の川のこ...
2016/01/31(日)旧暦: 12月22日 祝日・節気: 日出:6時42分 日没:17時06分 月出:23時47分 月没:10時28分 月齢:21.06 干支:壬子 六曜:先負 九星:四緑木星
今日の季語: 冬銀河
(AstroArts
http://www.astroarts.co.jp/gallery/misc/200901/006929-j.shtml
より転載)
『冬銀河
三冬
.冬の夜空にかかる天の川のこと。冴え冴えとした趣がある。秋の天の川と違っていくらか明るさが弱い。』
(季語と歳時記)
冬銀河の俳句:
・冬銀河魂炎反応始まりぬ 久冨風子
・冬銀河青春容赦なく流れ 上田五千石
・女にはくちびるの栄冬銀河 藤田湘子
天の川のイメージは、七夕だから夏。
だが、本当に綺麗なのは冬だ。
澄み渡って透明度の高い大気のおかげで、冬の夜空はくっきりと見える。
数えきれないどころか無数に散りばめられた星を見ていると、無限とか永遠とか絶対的なものに向き合うことになる。
その所為だろう久富が魂炎反応が始まるというのは。
上田は冬銀河を前に、瞬く間にすら当たらない自分の青春の短さ嘆く外はなかった。
その彼も、1997年にはこの世から旅立ってしまっている。彼の青春どころか人生もまたたく間にも相当しない。
デートの場には、動物園が良いと言われる、それもゴリラなどの前が良いという。
ゴリラに比べれば、どんな男も頭がよく格好良く見えるものだ。
冷徹な冬銀河は恐ろしい。
その恐ろしさの前で、藤田は女のくちびるに救いを見ている。
恐ろしさの中で二人は温かさを確かめ合うことができる。
精しくは書いていないが、首尾よくくちびるを交わすことができたに違いない。
雨後の晴れた今日の冬銀河、二人で見た人も多かろう。