(2)日記 - 菜花亭日乗
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菜花亭日乗

菜花亭笑山の暇つぶし的日常のつれづれ。 散歩する道筋は、日本酒、俳句、本、音楽、沖縄、泡盛、カメラに...etc

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2023-03-03 (Fri)

2023/03/03 日記 雛祭

2023/03/03 日記 雛祭

2023/03/03      (金)      旧暦:   2月12日         祝日・節気・雑節・朔望:   上巳・雛祭り、耳の日     日出:      6時09分         日没:   17時37分       月出: ...

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2023/03/03      ()      旧暦:   212         祝日・節気・雑節・朔望:   上巳・雛祭り、耳の日     日出:      609         日没:   1737       月出:   1328       月没:   352         月齢:      10.83    潮汐:   若潮     干支:   庚申     六曜:   先勝


今日のあれこれ: 雛祭

《【圧巻!】勝浦ビッグひな祭り2023

https://youtu.be/vCYNixecx4E



『雛祭(ひなまつり) 仲春

【子季語】
雛、ひいな、雛飾、雛人形、雛の調度、雛道具、雛屏風、雛段、雛の膳、雛の酒、紙雛、立雛、内裏雛、享保雛、変り雛、糸雛、菜の花雛、京雛、木彫雛、官女雛、五人囃、雛箱、初雛、古雛、雛の燭、雛の宴、雛の宿、雛の客、雛椀

【関連季語】
 桃の節句、上巳、雛市、雛流し、雛納め

【解説】
 三月三日、女の子の健やかな成長を願うお祭である。雛人形を飾り、白酒や雛あられをふるまって祝う。

【来歴】
 『俳諧通俗誌』(享保2年、1716年)に所出。

【実証的見解】
 雛祭は、人のけがれを移した人形(ひとがた)を川に流すという上巳の日の祓の行事と、雛遊びの風習が結びついたものとされる。室町時代になると中国から新しい人形技術が伝わり現在のすわり雛の原型ができた。江戸時代に入ると、幕府や大奥でも雛祭りを行うようになり、やがて武士階級から町人へと広まった。男児の端午と並んで雛祭が盛んになったのは元禄のころとされる。』
(季語と歳時記)



雛祭の俳句:


・御所風のみやび尽せる雛祭   大畠政子


・おびたゞしく古雛祭る座敷かな  正岡子規


・ぬひぐるみ・こけしも加へ雛祭   赤木亜華里


・園児らの声は外まで雛祭り   瀬島洒望


・絵本もち膝に来る子よ雛祭   朝妻力


・九十の齢賞でませ雛祭   工藤義夫




今日は3月3日。
女の子の祭り、雛祭りの日。

古くは中国の上巳の節に起源を持つと言われるが、雛人形を飾り女の子の成長を願う雛祭りになったのは日本の固有のお祭りと考えても良いと思う。

3月3日は桃の節句で女の子を祝い。
5月5日は端午の節句で男の子を祝う。

自分の経験から考えても、子供の頃、姉のお雛様が飾られたり、5月には自分の武者人形が飾られたりするのは、ソワソワする程嬉しかった。
 今でも、良い思い出になっている。

勝浦ビッグひな祭りは、4年ぶりに開催されたそうだが、各家庭の雛祭りは、コロナ禍の中でも行われたはずだ。
目に見えるお祭りで、自分の成長を祝って貰えるのは、かけがえの無い大切な思い出になる。

女の子のいる家庭は勿論のこと。
女の子がいない家庭でも、おばあちゃんが居れば、雛を飾り長寿を祝えば良い。
 女の子もおばああちゃんも居なくても、奥さんが居れば元女の子なのだから、雛を祭れば良い。

3月3日は、老いも若きも、女性のお祭りの日だから、目出度い日にしよう。




2023-03-02 (Thu)

2023/03/02 日記 修二会

2023/03/02 日記 修二会

2023/03/02      (木)      旧暦:   2月11日         祝日・節気・雑節・朔望:              日出:   6時10分           日没:   17時36分     &nb...

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2023/03/02      ()      旧暦:   211         祝日・節気・雑節・朔望:              日出:   610           日没:   1736       月出:   1232       月没:   305         月齢:   9.83      潮汐:      若潮     干支:   己未     六曜:   赤口


今日のあれこれ: 修二会

[NHKスペシャル] お水取り・東大寺修二会 世界にここしかない水と炎の儀式 疫病退散 千三百年の祈り | NHK

https://youtu.be/XItc4oX-gBM



『修二会(しゅにえ、しゆにゑ) 仲春

子季語: 二月堂の行、お松明、修二月会、達陀の行法

関連季語: お水取り、若狭のお水送り

解説: 二月から三月にかけて、二月堂を中心に東大寺で行われる行事。三月十二日夜の籠松明と、翌未明のお水取は壮観である。お水取りを過ぎれば、古都奈良は本格的な春を迎える。

来歴: 『俳諧初学抄』(寛永18年、1641年)に所出。

文学での言及:   

実証的見解: 修二会は、修二月会の略で、天下安寧、五穀豊穣を祈って行われる法会である。各地の寺院で営まれるが、東大寺二月堂の修二会がもっとも有名で、二月堂の修二会は、本尊の十一面観音像を拝して行われる、十一面悔過の行法である。「悔過(けか)」とは仏を拝んで罪過を懺悔する行法。二月堂の修二会は、東大寺二世実忠が天平年間(七五二年)に修したのが始まりとされる。』
(季語と歳時記)




修二会の俳句:


・修二会声明地に湧き天に箒星  亀井恭子


・廻廊の高さ修二会の火を降らし  岩根冬青


・荒行の僧に降る火や修二会  水茎春雨


・修二会や六方をふむ鬼の沓  角川源義


・修二会なる青衣の女人まなうらに  田畑美穂女


・修二会僧の佳き貌見ゆる又も見ゆ  山田みづえ




東大寺二月堂で行われる修二会は、1000年を超える歴史があり、連綿として持続されてきた。
今後も、引き継がれていくだろう。

本来は、安寧と豊穣を祈願する法会なのだが、行われる行事がお松明とか御水取りとして、目を見張るものになっている。

火は人の心を燃え上がらせる。
法会に参加した俳人たちも、その心の高ぶりを詠んでいる。
女性の俳人たちも燃えるようだ。


修二会について調べていると。
さだまさしが、「修二会」という曲を創り、歌っているのを知った。
 しかも、東大寺をコンサート会場として歌っていた。

『修二会/さだまさし(東大寺コンサート2010)』

https://youtu.be/B065gIpMT78


曲の歌詞とか意味とかは、以下のサイトで詳しく説明されれいる。

「さだまさし勝手に解釈ブログ」
https://sadamasashi-interpretation.blogspot.com/2020/02/blog-post_11.html


今年は、コロナの規制も解除されるので、お松明も盛り上がるだろう。





2023-03-01 (Wed)

2023/03/01 日記 三月

2023/03/01 日記 三月

2023/03/01      (水)      旧暦:   2月10日         祝日・節気・雑節・朔望:              日出:   6時11分           日没:   17時35分     &nb...

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2023/03/01      ()      旧暦:   210         祝日・節気・雑節・朔望:              日出:   611           日没:   1735       月出:   1140       月没:   211         月齢:   8.83      潮汐:      長潮     干支:   戊午     六曜:   大安


今日のあれこれ: 三月

《【石垣島】3月の石垣島、空も海も水中世界も絶好調!31314日のシュノーケリングツアー動画》

https://youtu.be/B_oUhrSQ60E



『三月(さんがつ/さんぐわつ)  仲春

【解説】
 草木の芽吹きが活発となる頃だが、北国はまだ雪に閉ざされている。下旬には桜の花が咲きはじめる地域も多い。
 最近では多くの人が、花粉症に悩まされる月でもある。』
(季語と歳時記)



三月の俳句:


・三月の空の青なほ海の青   松本文一郎


・均されし三月の畑うつくしき   伊藤白潮


・三月のサッカーチーム土手すべる   坪内稔典


・三月の羽うら見せあふつがひ鴨   竹貫示虹


・絵暦の三月部屋を明るうす   中田のぶ子


・三月に入りし夕日の大きさよ   阿部ひろし




今日から三月。
二月とは違って、なにか明るい感じがする。
が、陽射し自体は大きく変わるはずもない。
今日は風が収まったので、その分陽射しの温かさを感じることが出来たからだろう。

沖縄では桜が満開。
沖縄の桜は緋寒桜(本土の表現では、寒緋桜)で染井吉野ではない。花の色も赤みがかかって、花の形も梅に似た感じなので、染井吉野とは印象が違う。

本土でも、寒緋桜の血を受け継いだ河津桜が見頃になっているそうだ。

三月の末には桜(染井吉野)が咲き、春本番を実感できる。
 それは、例年そうだが、今年の三月は気温が高くなるという。
 今年は開花も早くなるかもしれない。

三月の声を聴くと、春が近く、心も明るくなる。
三月の例句を読んでいても、俳人たちの、心の華やぎを感じた。





2023-02-28 (Tue)

2023/02/28 日記 二月尽

2023/02/28 日記 二月尽

2023/02/28      (火)      旧暦:   2月9日          祝日・節気・雑節・朔望:              日出:   6時13分           日没:   17時34分    &nbs...

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2023/02/28      ()      旧暦:   29          祝日・節気・雑節・朔望:              日出:   613           日没:   1734       月出:   1054       月没:   112         月齢:   7.83      潮汐:      小潮     干支:   丁巳     六曜:   仏滅


今日のあれこれ: 二月尽




『二月尽: 二月果つ、二月尽く、二月逝く

  初春

二月の終わること。
しだいに日が長くなり、寒さが緩んでくるころ。』
(季語と歳時記)




二月尽の俳句:


・沖潮に日の照りみちて二月尽   阿部ひろし


・雲の中鳴く鳥ありて二月尽  米沢吾亦紅


・寺町の屋根みな光る二月尽   市ヶ谷洋子


・校舎より歌の聞こゆる二月尽   廣瀬雅男


・柴犬の鼻の濡れいろ二月尽   竹内弘子




句の中の二月尽は、皆、佳き日だ。





2023-02-27 (Mon)

2023/02/27 日記 紅梅

2023/02/27 日記 紅梅

2023/02/27      (月)      旧暦:   2月8日          祝日・節気・雑節・朔望:   上弦     日出:   6時14分           日没:   17時33分       月出:   10時13分&...

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2023/02/27      ()      旧暦:   28          祝日・節気・雑節・朔望:   上弦     日出:   614           日没:   1733       月出:   1013       月没:   009         月齢:   6.83      潮汐:      小潮     干支:   丙辰     六曜:   先負


今日のあれこれ: 紅梅

2023/02/21 中尾城公園 紅梅  長崎県 長与町』

https://youtu.be/iro1i4dplFY



『紅梅(こうばい) 初春

【子季語】
 薄紅梅

【関連季語】
 梅

【解説】
 梅のうち赤い花を咲かせる種類とその花をさす。白梅より少し遅れて暖かさが感じられる頃に開く。濃い色から淡い色、八重、一重などがある。

【来歴】
 『花火草』(寛永13年、1636年)に所出。

【文学での言及】
 くれなゐの梅が枝に鳴く鶯は声の色さへことにぞありける 藤原俊成『風雅集』

【科学的見解】
 紅梅は、ウメの紅色品種群であり、大盃、玉光、五節の舞、唐梅、緋の司、紅千鳥、八重松島、楊貴妃など多数の品種が存在する。(藤吉正明記)』
(季語と歳時記)



紅梅の俳句:


・鎌倉のまづ東慶寺濃紅梅   秋友昌子


・遠まはり紅梅の香の清ければ   竹内慶子


・一輪のとどむ宙あり濃紅梅   岩垣子鹿


・魁けて満開となる濃紅梅   稲畑汀子


・呼ばれたるごと紅梅に振りむきぬ   松田泰子


・言問ふ如く紅梅は蕊を張る   田代民子


・濃紅梅むらがつてゐてたじたじす  鷲谷七菜子




寒さの厳しい、春浅い日から咲き始める梅の花は俳人の眼を楽しませ、句心を呼び起こす。
 その為、梅に関する季語は数多くあり、句の数は数え切れないほどになる。
 ネット上には、紅梅の句だけでも2000句はあるだろう。

同じ梅の花でも白梅と紅梅では、見る人の心に映る様は違う様だ。

やはり、紅色の花は情熱的で、心を掻き立てるところがある。
感受性の鋭い俳人たちは、紅梅の言葉を聴くことが出来る。
簡単には通り過ぎさせては、貰えない。

花に寄り、花の声に耳を澄ませ、傾けて、蕊の言の葉を聴くのだ。

冷たい風の収まった日。
紅梅の園に足を運んで、
紅梅の花と会話するのも早春の粋と言える。





2023-02-26 (Sun)

2023/02/26 日記 冴え返る

2023/02/26 日記 冴え返る

2023/02/26      (日)      旧暦:   2月7日          祝日・節気・雑節・朔望:              日出:   6時15分           日没:   17時32分    &nbs...

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2023/02/26      ()      旧暦:   27          祝日・節気・雑節・朔望:              日出:   615           日没:   1732       月出:   937         月没:   ----     月齢:   5.83      潮汐:   小潮           干支:   乙卯     六曜:   友引


今日のあれこれ: 冴え返る


【化野念仏寺《日本の情景 001》】

https://youtu.be/Zi5dKa2xPmE



『冴返る(さえかえる、さえかへる)  初春

【子季語】
 しみ返る、寒返る、寒戻り

【関連季語】
 余寒

【解説】
 春さき、暖かくなりかけたかと思うとまた寒さが戻ってくること。一度暖かさを経験しただけに、より冴え冴えとしたものを感じさせる。

【来歴】
 『花火草』(寛永13年、1636年)に所出。

【文学での言及】
 さえかへり山風あるる常盤木に降りもたまらぬ春の沫雪 藤原為家『玉葉集』

(季語と歳時記)



冴返るの俳句:


・威風堂々甲斐連山や冴返る   小池津や子


・化野の千の石仏冴返る   稲次登美子


・一禽の杜の一声冴返る   森清堯


・弓張の月の蒼さや冴返る   川崎良平


・仮の世の赤き待針冴え返る   高野春子




冷たい雨が降り続いた後、昨日今日と晴れた。
温もりを秘めた陽射しが明るい。
しかし、昨日は嵐のような冷たい風が吹いた。
今日もまた強く冷たい風が吹き付けている。

陽射しには春の近さを感じるが、冷たい風には冬の厳しさがある。

強い風が大気の汚れを吹き飛ばして、澄み切った空気にしている。
 いつもは霞んだ遠くの山がはっきりと見える。汚れた街並みですら、今日はクッキリとした影を見せている。

この様な日には、もの皆冴え返る。


例句の詠まれた日もその様な日だったのだろう。

最後の高野の句。
女性なので「待ち針」に想いがあるのだろうが、男の自分には解らない。
 しかし、赤の色はキリッと目に沁みる。






2023-02-25 (Sat)

2023/02/25 日記 雪割草

2023/02/25 日記 雪割草

2023/02/25      (土)      旧暦:   2月6日          祝日・節気・雑節・朔望:              日出:   6時16分           日没:   17時31分     &nb...

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2023/02/25      ()      旧暦:   26          祝日・節気・雑節・朔望:              日出:   616           日没:   1731       月出:   906         月没:   2305       月齢:   4.83      潮汐:      中潮     干支:   甲寅     六曜:   先勝


今日のあれこれ: 雪割草

《春を告げる「雪割草」の花が満開 岡山・新見市の満奇洞で》

https://youtu.be/lVPuN2xgE20



『雪割草(ゆきわりそう、ゆきわりさう) 初春

【子季語】
 三角草、州浜草、洲浜細辛、洲浜菊

【解説】
 キンポウゲ科の多年草。本州から四国の早春の低山地で、雪解けを待って茎の先端に、白や淡紅、紅紫、青紫の花を一つつける。
 
葉の形が婚礼の儀式などに用いられる洲浜台、また浜辺の洲浜のようであることから洲浜草とも呼ばれる。

【科学的見解】
 ユキワリソウの標準和名は、ミスミソウである。ミスミソウは、キンポウゲ科の多年草で、本州中部以西から九州北部までの林内に生育している。葉は、先端の尖る小葉三枚をつけ、根生状に束生する。花は、白または紅紫色となる。同じユキワリソウを別名にもつものとして、スハマソウも知られている。スハマソウとミスミソウは似ているが、ミスミソウの小葉先端が尖っているのに対して、スハマソウの小葉先端は丸みがあるため、そこで区別することができる。(藤吉正明記)』
(季語と歳時記)



雪割草の俳句:


・伊吹嶺の光をあつめ雪割草   山村すみ


・雪割草に跼むや兄も妹も  山田みづえ


・あどけなき丈を束ねし雪割草  山田弘子


・健気とは雪割草の淡き紅   佐久間敏高


・みんな夢雪割草が咲いたのね  三橋鷹女




名前は、重要なものだ。
『名は体を表す』と言われるように、名前と実体は、一致していると思われるからだ。 花もそうだが、人間もそうだ。
 人間は本名は一つしか無いが、俗名、芸名、あだ名、ニックネームなどいくつかあるから、厄介だ。
 先日の連続強盗事件の容疑者が次々と逮捕されているが、立派な名前を親から戴いているにも関わらず、その真逆の犯罪者となって報道されるのは、名は体を表していないことになる。

 花はいろいろな名前を持っているが、雪割草の場合は、雪割草が最も良い。三角草や州浜草より、季節感がくっきりとあり、雪に負けず春に向かって行く健気さも感じさせる。

名前と実体が相伴うのは気持ちが良いことだ。

最後の句。
鷹女の句は、難しい。

解釈は、読む人に任されている。
一般的には、夢で前後を切る解釈が多い。
夢、絵空事の中を彷徨っているうちに目覚めた。
すると目の前には雪割草が咲いていた。

別に、雪割草の咲いているのも夢とする解釈も当然できる。


鷹女の有名な句がある。
「白露や死んでゆく日も帯締めて」
雪割草の句と違い、実体、説明の順になっている。
白露は目の前にあるが、死んで行く日は絵空事だ。

実景を詠むのが俳句と言われるが、それに囚われてはいけないと鷹女は言っているようだ。

句を読んで美しい、気持ちの良い世界に遊ぶことができれば、それで充分と。





2023-02-24 (Fri)

2023/02/24 日記 梅二月

2023/02/24 日記 梅二月

2023/02/24      (金)      旧暦:   2月5日          祝日・節気・雑節・朔望:              日出:   6時18分           日没:   17時30分     &nb...

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2023/02/24      ()      旧暦:   25          祝日・節気・雑節・朔望:              日出:   618           日没:   1730       月出:   837         月没:   2159       月齢:   3.83      潮汐:      中潮     干支:   癸丑     六曜:   赤口


今日のあれこれ: 梅二月

2023 梅ほころぶ京都 〜北野天満宮 梅苑 〜「咲き始め」の梅苑の梅。ほころび始めた梅が、春の訪れを教えてくれるようです。》

https://youtu.be/4eey02sM0P0


梅見月は旧暦二月の異名。
西暦では、と3月頃になるが、2月中旬から3月頃に美しい花を咲かせる梅が沢山ある。



 
梅二月の俳句:


・紅白の一気に咲きて梅二月   木村ふく


・家々に日の当りをり梅二月   東芳子


・境内に神鶏遊ぶ梅二月   川崎利子


・案じくるる姉のたよりや梅二月   隅田恵子


・一年の今ごろが好き梅二月   今井千鶴子




二月も末になると、季節も慌ただしくなる。

今日は朝から冷たい雨が降り続いた。
寒い日だった。

明日からは晴れると気象予報士は言っている。

日替わりでお天気は変わり、季節も行ったり来たりする。

その変化を楽しむのもよいだろう。

今井氏の様に。

目に見えるささやかな事に、春が近いのを感じることが出来る日々だ。





2023-02-23 (Thu)

2023/02/23 日記 猫の恋

2023/02/23 日記 猫の恋

2023/02/23      (木)      旧暦:   2月4日          祝日・節気・雑節・朔望:   天皇誕生日      日出:   6時19分    日没:   17時29分       月出:   8時09分     &n...

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2023/02/23      ()      旧暦:   24          祝日・節気・雑節・朔望:   天皇誕生日      日出:   619    日没:   1729       月出:   809         月没:   2052       月齢:   2.83      潮汐:      中潮     干支:   壬子     六曜:   大安



今日のあれこれ: 猫の恋

《メス猫1vsオス猫6匹。野良猫の恋の季節がはげしい》

https://youtu.be/SCPuQR0AJQQ



『猫の恋(ねこのこい、ねこのこひ)  初春

子季語: 猫の妻恋、恋猫、猫さかる、浮かれ猫、猫の夫、猫の妻、猫の契、春の猫、戯れ猫 通ふ猫

関連季語: 猫の子

解説: 恋に憂き身をやつす猫のこと。春の夜となく昼となく、ときには毛を逆立て、ときには奇声を発して、恋の狂態を演じる。雄猫は雌を求めて、二月ごろからそわそわし始め、雌をめぐってときに雄同士が喧嘩したりする。

来歴: 『花火草』(寛永13年、1636年)に所出。

(季語と歳時記)



猫の恋の俳句:


・猫の恋やむとき閨の朧月  芭蕉


・寝て起て大欠して猫の恋  一茶


・我恋のかくても猫に劣りけん  正岡子規


・暗闇に十の目光る猫の恋   渡辺八枝子


・この上は死ぬの生きるの猫の恋   高橋将夫


・海に尽きる路地金色に猫の恋  岡本眸




「猫の恋」という季語は、最近のものと勝手に思っていたが、違っていた。

芭蕉も一茶も子規も句を詠んでいた。
3
句、それぞれ、作者らしさが現れていておもしろく感じた。

芭蕉はやはり、恋より月。
一茶は猫の大騒ぎも普通のこと。
子規は猫の恋に憧れている。
恋に浮かれて大騒ぎするのは、生きている証なのだ。


大騒ぎするのは、猫だけじゃない。
人だって同じこと。

古より言われている。
「恋は思案の外」。
どうしようも出来ないもの。

下手な助言などしようものなら、
「人の恋路を邪魔する奴は馬に蹴られて死んじまえ」
だ。





2023-02-22 (Wed)

2023/02/22 日記 浅蜊

2023/02/22 日記 浅蜊

2023/02/22      (水)      旧暦:   2月3日          祝日・節気・雑節・朔望:   猫の日  日出:   6時20分           日没:   17時29分       月出:   7時40分   ...

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2023/02/22      ()      旧暦:   23          祝日・節気・雑節・朔望:   猫の日  日出:   620           日没:   1729       月出:   740         月没:   1943       月齢:   1.83      潮汐:      大潮     干支:   辛亥     六曜:   仏滅


今日のあれこれ: 

《【潮干狩り】2023年も東京湾の放水路でホンビノス!アサリ!掘れる!!掘り友(?)との素敵な出会いも?!》

https://youtu.be/rIoh8NcJs74



『浅蜊(あさり)  三春

【子季語】
 鬼浅蜊、姫浅蜊、殻浅蜊、浅蜊売、浅蜊汁、浅蜊舟、浅蜊取、浅蜊飯

【解説】
 マルスダレガイ科アサリ属に属する二枚貝の総称をいう。四センチほどの二枚貝で、貝殻の模様は同じ模様をしたものがないほどさまざまである。日本各地の沿岸の浅くて塩分の薄い砂あるいは砂泥底に分布する。肉は美味で味噌汁などに利用される。』
(季語と歳時記)



浅蜊の俳句:


・橋立は神の通ひ路浅蜊舟  岩木茂


・気が付けば沖に残され浅蜊掻く  中島玉五郎


・五ツ六ツ面目の立つ大浅蜊 高澤良一


・砂抜きの浅蜊ごとりと動きけり  廣畑忠明


・酒蒸しの浅蜊は酒に飲まれけり  宮田千恵子




今年は、寒さが厳しく、潮干狩りはまだ先と思っていたが、マニアの人達は寒さなどに負けること無く貝を掘って楽しんでいる。

スーパーで買ってきた貝とは違って、自分が掘ってきた貝は、洗ったり、砂を吐かせたりしなければならない。
 掘るだけの楽しみではなく、食べるまでの手間も楽しみの一つなのだろう。

寒い海で手を濡らしながら、浅蜊をとるのは大変だ。
と思う人も、宮田家の様に酒蒸しにしたり、焼いたりして酒の肴として楽しむことが出来る。






2023-02-21 (Tue)

2023/02/21 日記 山焼き

2023/02/21 日記 山焼き

2023/02/21      (火)      旧暦:   2月2日          祝日・節気・雑節・朔望:              日出:   6時21分           日没:   17時28分    &nbs...

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2023/02/21      ()      旧暦:   22          祝日・節気・雑節・朔望:              日出:   621           日没:   1728       月出:   709         月没:   1832       月齢:   0.83      潮汐:      大潮     干支:   庚戌     六曜:   先負


今日のあれこれ: 山焼き


《【山焼き】仙石原すすき草原 コロナの影響で3年ぶり 神奈川・箱根町》

https://youtu.be/6Z9tWozF-yA



『山焼く(やまやく)  初春

【子季語】
 山火

【解説】
村里に近い野山を焼くこと。
牛馬の飼料の草や山菜類の発育を促し、害虫も駆除できる。山火は山焼きの火。』
(季語と歳時記)



山焼の俳句:


・阿蘇山を焼く地球大きくなりにけり   広渡敬雄


・山焼きの付け火ちょんちょん小走りに  高澤良一


・山焼きの火が火を追うてをりにけり   宇田喜美栄


・暗き夜や伊豆の山火を漁火と  鈴木花蓑


・その底に命はぐくみ山焼く火   水原春郎




春を呼ぶための作業の一つに山焼き・野焼きがある。
不必要な草木、害虫などを焼き払う、焼きが終わった後の灰は、新しく芽吹く春の草木の肥料になる。
 一石二鳥の智慧のある作業だ。

山を焼く火を管理しながら、目的の範囲をキレイに焼くのは、経験と技術が要求される。
 素人ができるものではないそうだ。





2023-02-20 (Mon)

2023/02/20 日記 君子蘭

2023/02/20 日記 君子蘭

2023/02/20      (月)      旧暦:   2月1日          祝日・節気・雑節・朔望:   朔        日出:   6時22分           日没:   17時27分       月出: ...

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2023/02/20      ()      旧暦:   21          祝日・節気・雑節・朔望:           日出:   622           日没:   1727       月出:   634         月没:   1717       月齢:   29.25    潮汐:      大潮     干支:   己酉     六曜:   友引


今日のあれこれ: 君子蘭

《クンシラン開花しました/今年もクンシランが綺麗に咲きました/

https://youtu.be/RHKqSL0hTuI



『君子蘭(くんしらん)  仲春

【子季語】
 大花君子蘭

【解説】
 ヒガンバナ科クリビア属の宿根草。南アフリカ原産で鉢などに植えて観賞する。草丈は高いもので七十センチくらいになる。重なり合った細長い剣状の葉の間から花茎をのばす。花は茎頂部に五個から八個かたまって咲く。色は橙色や白色、桃色などがある。

【科学的見解】
 クンシランは、ヒガンバナ科の多年草で、主に鉢植栽培として室内で楽しまれている。本種は、南アフリカ原産の植物であり、あまり耐寒性がないため、冬場は室内に入れて低温状態を避ける必要がある。近縁種として同じ南アフリカ原産のウケザキクンシランが知られており、現在では園芸業界においてこちらが主流になっているとのことである。(藤吉正明記)』
(季語と歳時記)



君子蘭の俳句:



・母より継ぎ五十年経ぬ君子蘭   藤田千代江



・陽を透す机上遺品の君子蘭   児玉豊子



・老の部屋窓辺を飾る君子蘭   家塚洋子




君子蘭の句を読んでいて、育てていた人が亡くなり、遺品として引き継ぐことになる君子蘭の句があった。

藤田氏の場合、母の死から引き継いだのが
五十年前と言う。
 寿命七十年の君子蘭だろうか。

家塚氏もまた、老いの日々を君子蘭と共にと詠んでいる。
その君子蘭もまた、いつか、誰か、引き継ぐのだろうか?




2023-02-19 (Sun)

2023/02/19 日記 雨水

2023/02/19 日記 雨水

2023/02/19      (日)      旧暦:   1月29日         祝日・節気・雑節・朔望:   雨水     日出:   6時24分           日没:   17時26分       月出:   5時53分 &...

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2023/02/19      ()      旧暦:   129         祝日・節気・雑節・朔望:   雨水     日出:   624           日没:   1726       月出:   553         月没:   1600       月齢:   28.25    潮汐:      中潮     干支:   戊申     六曜:   大安


今日のあれこれ: 雨水

『ダイヤモンド筑波山25(真中)

https://youtu.be/UsMeCQW2JTU



『雨水(うすい)  初春

【解説】
 二十四節気のひとつ。立春の後十五日、二月二十日頃。
氷雪が溶け水となり、雪が雨に変わること。
草木の芽生えが始まり農耕の備えを始める目安になる。』
(季語と歳時記)



雨水の俳句;


・けぶりゐる筑波の二峰雨水かな   山本無蓋


・けふ雨水軒の雀のにぎにぎし   野上智恵子


・雨水かな捨て去るものと残すもの   高埜良子


・雨水には雛出すならひ守りたる   吉田節子


・雨水とて草木虫魚勢ひたる   奈辺慶子




雨水という節気は、日頃意識しないが、実は大切な時季のようだ。

冬籠りから醒め、もの皆動き始める。
雨を合図に、雪は溶け始め、草木虫魚、生命あるものは動き始める。

人間も生命あるものの端くれ。
雨水を期に、動き始めねばならぬ!




2023-02-18 (Sat)

2023/02/18 日記 東風

2023/02/18 日記 東風

2023/02/18      (土)      旧暦:   1月28日         祝日・節気・雑節・朔望:              日出:   6時25分           日没:   17時25分     &nb...

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2023/02/18      ()      旧暦:   128         祝日・節気・雑節・朔望:              日出:   625           日没:   1725       月出:   503         月没:   1442       月齢:   27.25    潮汐:      中潮     干支:   丁未     六曜:   仏滅


今日のあれこれ: 東風

《ヒバリ(雲雀)の鳴き声のレパートリー 複雑に聞こえても実は同じパターンを繰り返している でもその種類はたくさんありそう 野鳥の鳴き声研究》

https://youtu.be/1GHBAaTvYnI



『東風(こち) 三春

【子季語】
朝東風、夕東風、強東風、雲雀東風、あめ東風、いなだ東風、鰆東風、梅東風、桜東風

【関連季語】
 春の風

【解説】
 春に吹く東風。冬型の西高東低の気圧配置が崩れ、太平洋から大陸へ吹く。温かい風で雪を解かし、梅の花を咲かせるが、ときに、強風となって時化を呼ぶ風でもある。

【来歴】
 『花火草』(寛永13年、1636年)に所出。

【文学での言及】
 東風吹かば匂ひおこせよ梅の花はるじなしとて春を忘るな 菅原道真『拾遺集』

(季語と歳時記)



東風の俳句:


・強東風に志摩の果みゆみづみづし  能村登四郎


・われもまた人にすなほに東風の風  中村汀女


・雲雀東風の野を走り来よ抱き止むる   水野恒彦


・雲雀東風抱かれたさうな辻地蔵   杉浦典子


・海に出づ川滔々と雲雀東風   丸尾和子




東風は三春の季語なので、早春から晩春まで、様々な自然の中、様々に詠まれている。
頬を撫でる事もあれば、嵐となって暴れまわる時もある。

今日は、穏やかな快い東風の句を5句。

1句は、強東風だが、第2句の東風と心は同じ。
東風は風速とは関係のない、春の風なのだ。


3
句から5句までは雲雀東風。
雲雀東風は本当に快い風のようだ。
男も女も、雲雀東風に心を呼び起こされて、誰でも抱きしめたくなっている。
石のお地蔵さんでも。

水温む川が、穏やかな春の海に注ぎ込むところ。
雲雀東風に頬を撫でられている心は実に穏やかだ。


早く、来い来い!!
雲雀東風吹く日!




2023-02-17 (Fri)

2023/02/17 日記 さより

2023/02/17 日記 さより

2023/02/17      (金)      旧暦:   1月27日         祝日・節気・雑節・朔望:              日出:   6時26分           日没:   17時24分     &nb...

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2023/02/17      ()      旧暦:   127         祝日・節気・雑節・朔望:              日出:   626           日没:   1724       月出:   404         月没:   1328       月齢:   26.25    潮汐:      中潮     干支:   丙午     六曜:   先負


今日のあれこれ: さより

《【さばいてく!!】腹黒い?サヨリ(鱵・細魚・針魚・針嘴魚・水針魚・竹魚)【How to fillet a fish!!Garfish

https://youtu.be/4nT-Bz24aeU



『さより 三春

【子季語】
 針嘴魚、竹魚、細魚、水針魚、針魚、さいより、ながいわし、さより舟

【解説】
 さよりは、竹魚、細魚、針魚とも書き、身がほっそりとした魚。旬は春の産卵期。身は淡白で、刺身、焼き物、干物などにする。

【来歴】
 『改正月令博物筌』(文化5年、1808年)に所出。

【実証的見解】
 サヨリはサヨリ科サヨリ属の硬骨魚で、北海道南部以南の日本各地沿岸の浅いところに棲息する。体形は細長く、下顎は上顎よりも長い。背は淡い青緑色をしてをり腹は銀白。体長は二十センチから三十センチくらいで、四十センチをこえるものもある。プランクトンを食べ、春の産卵期には沿岸の藻場に群れる。』
(季語と歳時記)



さよりの俳句:


・あげ潮に乗りて煌めく細魚かな   林敬子


・群れゐてもさより一匹づつ光る   内山花葉


・きらきらと雨は磯打つさより舟  草間時彦


・さざ波の光となりてさより寄す   南うみを


・わだつみの光こぼして細魚かな   北島正太郎




春の産卵期に浅い場所の藻場に群れる事からだろうか、細魚は春の季語になっている。

強くなった春の光に輝く細身の身体のため、見栄えが良い。
俳句でも愛されている。

例句を読むと春の光と共に詠まれている。

きれいな姿で刺し身、焼き物、揚げ物と料理の巾が広いので、食材としても人気がある。

ただ、動画を色々見ると美しさのもう一つの面が見えた。

細魚のさばき方の動画を見ると、寄生虫がよく登場する。
かなり大きな寄生虫が鰓の中に潜んでいる、開けばゴロリと出てくる大きさだ。
 これでは、丸ごと唐揚げなどは食べられない。

美しいものに虫が寄ってくるのは、人間でも寄生虫でも、気持ちは同じだ。

矢張り、専門家が捌いた細魚のお造りなどを食べたほうが、安全で、美味しく食べられる。





2023-02-16 (Thu)

2023/02/16 日記 かまくら

2023/02/16 日記 かまくら

2023/02/16      (木)      旧暦:   1月26日         祝日・節気・雑節・朔望:              日出:   6時27分           日没:   17時23分     &nb...

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2023/02/16      ()      旧暦:   126         祝日・節気・雑節・朔望:              日出:   627           日没:   1723       月出:   257         月没:   1223       月齢:   25.25    潮汐:      若潮     干支:   乙巳     六曜:   友引


今日のあれこれ: かまくら

《【LIVE】秋田・横手の雪まつり「かまくら」 日本の原風景を魅せる ~ 450年の歴史【横手かまくら祭り】| TBS NEWS DIG

https://www.youtube.com/live/DBqTBlWeEDw?feature=share


『かまくら 新年

【解説】
 秋田県で小正月に行われる行事。同県横手市で二月一五日十六日に行われるものが有名。
 子供たちが二メートル程の高さの雪山を作り、その中をくりぬいて作った雪室の中に祭壇を設けて水神を祀り、夜にはろうそくを灯す。子供たちは雪室の中で大人たちがお参りに来るのを待ち、訪れた大人たちに餅や甘酒をふるまう。もともと鳥追行事が変じたものであることから、かまくらの前で鳥追いや火祭りが行われることもある。また、雪山をくりぬいて作られる雪室そのものもかまくらである。』
(季語と歳時記)



かまくらの俳句:


・かごめかごめかまくらに降る雪の声  平畑静塔


・かまくらになほ新しき雪加ふ  岸風三樓


・かまくらに横手訛りの子が誘ふ   小松敏郎


・かまくらに給()ぶあつあつの甘酒(あまゆっこ)  石川桂郎


・かまくらに灯の数ふえて更けゆけり  神 緑郎




『「横手のかまくら」始まる 3年ぶりに観光客迎えて
02
15日 1346

秋田県横手市の小正月の行事、「横手のかまくら」が始まり、市内各地で、巨大なかまくらが観光客を出迎えています。

「横手のかまくら」は、水の神様をまつり、五穀豊じょうなどを願って行われる小正月の伝統行事で、ことしは3年ぶりに観光客を迎えて、15日から始まりました。

市内にはおよそ40基の巨大なかまくらが作られ、このうち、雄物川地区の古民家の前には直径4メートルほどの4基のかまくらの中に観光客が入って祭壇に手を合わせたり、写真を撮ったりしていました。

観光客は「初めて見たが、思っていたより大きくて驚いた。昔ながらの雰囲気があってよかった」とか「雪が真っ白なのに驚いた。静かで叙情的で、すてきです」などと話していました。

横手市内では15日夜はかまくらに明かりがともされ、幻想的な雰囲気が楽しめるほか、横手川の河原にもおよそ3500個の小さなかまくらが作られていて、オレンジ色の明かりが雪国の夜を彩ります。

「横手のかまくら」は16日まで行われます』
NHK 秋田 NEWS WEB
https://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/20230215/6010016820.html
より転載)


横手のかまくらが3年ぶりに、観光客を迎えて開催されている。

厳しい北国の冬。
子どもたちが主となって、招いてくれる空間は、光に照らされて何とも明るい。

この祭りが開催できる日本の平和に感謝すると共に、

今なお戦火に苦しむウクライナや地震の惨状の中にあるトルコ、シリアのこども達・人々に、この明かりを届けてあげたいと思う。




2023-02-15 (Wed)

2023/02/15 日記 余寒

2023/02/15 日記 余寒

2023/02/15      (水)      旧暦:   1月25日         祝日・節気・雑節・朔望:              日出:   6時28分           日没:   17時22分       ...

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2023/02/15      ()      旧暦:   125         祝日・節気・雑節・朔望:              日出:   628           日没:   1722       月出:   147         月没:   1129       月齢:   24.25    潮汐:      長潮     干支:   甲辰     六曜:   先勝


今日のあれこれ: 余寒

『植木鉢でバードバス(野鳥の水浴び場)冬編Ⅵ~スズメ/ヒヨドリ』

https://youtu.be/RC3ELjgkUCQ



『余寒(よかん)  初春

子季語: 残る寒さ
関連季語: 冴返る
解説: 寒が明けてからもなお残る寒さ。
春の兆しはそれとなくあるものの、まだまだ寒さは続く。
立秋以後の暑さを「残暑」というが、それに対応する季語である。
来歴: 『毛吹草』(正保2年、1645年)に所出。

(季語と歳時記)




余寒の俳句:


・家の灯のかたまり合うて街余寒   布川直幸


・駅降りて余寒の衿をたて直す   稲葉ちよこ


・歌碑よみて風に身さらす余寒かな   久永淳子


・黄の花の果敢に競ふ余寒かな   岩月優美子


・一木にすずめふくらむ余寒かな   中村恭子




今日は、冷たい風が吹き付けた日だった。
一方、陽射しは強く、風の当たらない日向や温室の中は、春のような明るい温かさを感じさせた。

用水沿いの家の庭木には、小鳥たちが来て、忙しく飛び回っていた。
 チラリと見えた緑色の羽は鶯だったろうか。

板塀の上には、雀たちが止まっている。

この風が収まれば、もう春を感じることが出来ると思った。





2023-02-14 (Tue)

2023/02/14 日記 バレンタインデー

2023/02/14 日記 バレンタインデー

2023/02/14      (火)      旧暦:   1月24日         祝日・節気・雑節・朔望:   バレンタインデー、下弦  日出:      6時29分         日没:   17時21分       月出:   0時37分&...

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2023/02/14      ()      旧暦:   124         祝日・節気・雑節・朔望:   バレンタインデー、下弦  日出:      629         日没:   1721       月出:   037         月没:   1045       月齢:      23.25    潮汐:   小潮     干支:   癸卯     六曜:   赤口


今日のあれこれ: バレンタインデー

《「義理チョコ」20代男性7うれしいも 用意は1割未満今どきバレンタイン事情(202328)

https://youtu.be/6yoi2xcTY3w



『バレンタインの日(ばれんたいんのひ)  初春

【子季語】
 バレンタインデー

【解説】
二月十四日。皇帝クラウディウス二世にそむいたバレンタインが、 西暦二七〇年に処刑された日。
 皇帝に結婚を禁じられた兵士たち に同情し、バレンタインは秘密裏に結婚させたという。後にこの 日は「愛の日」とされ、恋人たちが贈り物やカードを交換するよ うになった。
 日本では、女性が愛の告白をしてもいい日とされ、 男性にチョコレートなどを贈る。』
(季語と歳時記)



バレンタインの日の俳句:


・バレンタイン出さずに終る文ひとつ   笠間圭子


・バレンタインの日決心の文投じしこと   大橋敦子


・バレンタイン一人芝居のピエロかな   飯田久美子


・ほろ苦き思ひ出バレンタインの日   熊澤喜子



・ひとごとの最たる日なりバレンタイン  高澤良一


・バレンタインフルールショコラ賜りぬ   田中みのる


・バレンタイン重ねしチョコを妻が見る   牛尾文雄




今日は、214日、バレンタインデー。
日本では、季語の説明にある様に「女性が愛の告白をしてもいい日」である、そうな。

日本では、そうなのかと思いながらバレンタインデーの句を読んでみた。

様々なバレンタインの句が詠まれているが、女性の告白らしい句もあった。
上の4句は、女性の句。

最初の句。
いくら恋文でも、出さなければ、希望は叶えられない、それは間違いない。
 恋文には決心が欠かせない。

2
句目から4句目は、決心はしたのだが、
告白は思うような方向には進まなかったみたいだ。
決心をしても結果が伴わないことが多いのが、この問題。
 一枚の告白より、1000の言葉、100の笑顔の方が、効果的なのだが。


下の3句は、男の句。
5
句目は、告白付きチョコを貰えるのは、宝籤に当たるようなもの。大多数の男には縁のないこと。

6
句目、7句目。
チョコレートを貰えたのは良いことなのなのだが、句にも詠むのは、自慢たらしいんじゃない!!
と、思ったが、それは、こちらの僻み・ヤッカミ。
他人事ながら、良かったねと言っておきたい。




2023-02-13 (Mon)

2023/02/13 日記 雪解け

2023/02/13 日記 雪解け

2023/02/13      (月)      旧暦:   1月23日         祝日・節気・雑節・朔望:              日出:   6時30分           日没:   17時20分       ...

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2023/02/13      ()      旧暦:   123         祝日・節気・雑節・朔望:              日出:   630           日没:   1720       月出:   ----     月没:   1010       月齢:   22.25    潮汐:   小潮           干支:   壬寅     六曜:   大安


今日のあれこれ: 雪解け

《【山形の冬景色】雪解けと鳥_望遠で切り取る自然》

https://youtu.be/NhdCMK9XrDw



『雪解(ゆきどけ)  仲春

【子季語】
 雪解水、雪解川、雪解風、雪解雫、雪解野

【関連季語】
 雪しろ

【解説】
 春になって雪が解けること。春の日差しや春の雨も雪を解かすが、北風にかわって吹く東からの風は雪解をさらにうながす。

【来歴】
 『増山の井』(寛文7年、1667年)に所出。

【文学での言及】
 君がため山田の沢に恵具つむと雪解の水に裳の裾濡れぬ よみ人知らず『万葉集』

(季語と歳時記)



雪解の俳句:


・北斎の犬目富士いま雪解富士  飯島晴子


・杣路断ち雪解の水は滝をなし  福田蓼汀


・假橋にて雪解犀川鳴りとほす  橋本多佳子


・万の稚魚ひとつのいのち雪解水  石川文子


・恋人と書院に語る雪解かな  泉鏡花




明日からまた寒気が戻り、日本海側北の方は雪が降る予報になっている。
 しかし、もう雪解けは始まっている。一時の積雪はあっても、雪解けの流れは止められない。

雪解けの頃は、自然は転換点になっていて、日々ダイナミックに変貌する。

俳人たちも、よく見える眼でその様子を詠んでいる。


飯島晴子氏の句。
「北斎の犬目富士」が前提になるので、調べてみた。

雪解け富士
(富嶽三十六景「甲州 犬目峠」(提供:山口県立萩美術館・浦上記念館)
国土交通省 関東地方整備局 企画部
https://www.ktr.mlit.go.jp/chiiki/fujimi0110.html
より転載)

犬目峠から見る雪解け富士は、もうこの寒波が通り過ぎれば、春の光に輝やく姿をみせるはずだ。


最後の句。
作者を見て驚いた。
最近の俳人かと思ったが、泉鏡花と記されている。
明治初期生まれの人の句とは、思えない、今風の感覚だ。

この句の背景を調べてみたが、解らなかった。
推測では、出会ってから27年後に入籍をして、正式に妻となった元芸妓の伊藤すずと同棲を始めた明治35年前後の鏡花の生活の一コマであったのだろうと想像した。


自然が大きく姿を変える雪解けのこの季節。
雪解けの水の音を心の耳で聴きながら、雪の下から姿を表してくる春の精を見つけて行きたい。






2023-02-12 (Sun)

2023/02/12 日記 蕗の薹

2023/02/12 日記 蕗の薹

2023/02/12      (日)      旧暦:   1月22日         祝日・節気・雑節・朔望:              日出:   6時31分           日没:   17時19分     &nb...

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2023/02/12      ()      旧暦:   122         祝日・節気・雑節・朔望:              日出:   631           日没:   1719       月出:   2331       月没:   940         月齢:   21.25    潮汐:      中潮     干支:   辛丑     六曜:   仏滅


今日のあれこれ: 蕗の薹

『雪解け前【稀少】だからこそ今が楽しい山菜採り!202326日富山』

https://youtu.be/GLyxjrgWkq4



『蕗の薹(ふきのとう、ふきのたう)  初春

【子季語】
 蕗の芽、蕗の花、蕗のしゆうとめ

【解説】
 蕗は菊科の多年草で山野に自生する。
早春、新葉が出る前に根茎から卵の形をした緑色の花茎を出す。
 花茎は数枚の大きな鱗のような葉で包まれ、特有の香気とほろ苦い風味が喜ばれる。
 花がほうけたものを蕗の姑という。』
(季語と歳時記)



蕗の薹の俳句:


・霊山に早や頭を出せる蕗の薹   田中嘉代子


・眩しさは雪を脱ぎたる蕗の薹   田中佐知子


・陽光のしるき水辺や蕗の薹   穴澤光江


・野仏と日を分けあふて蕗の薹   宇田喜美栄


・蕗の薹揚げて大地の歌を聴く   稲畑廣太郎


・蕗の薹貰ひ地酒の封を切る  林照江


・蕗の薹緑広がる椀の中   須賀敏子



この冬は寒さが厳しく、雪の量も多いはずだが、動画の富山では、もう雪の下から春の日差しを求めて、蕗の薹が顔を出している。

積もった雪を溶かし、青空の下に、蕗の薹は芽を膨らませ、上に向かって開いている。
 冷たい雪の下に、その日がやってくるのを待っていたのは間違いない。

蕗の薹を探しに行った人は、その輝いている姿を目にすることが出来た。
 その生命の光を眼にして、心も明るくなっただろう。

昨日、今日の週末は、お天気に恵まれた。
明るい日差しが降り注ぎ、清い流れのほとりには、蕗の薹が顔を出してオーイと呼んでいたことだろう。

今日は、蕗の薹を肴に故郷の地酒を温めて、早春の味わいを楽しんだ人も沢山いるはずだ。

折々の自然の恵みをいただける里山の人は、祝福されている人と呼んで、間違いはない。